3泊4日のバリ島旅行で、まる一日遊べるのはこの日が最後。
そんな3日目は、1日目に出会った現地ドライバーに、お土産を買える大型スーパーへ連れて行ってもらう約束をしていました。

まずは現地ドライバーとホテルのロビーで合流することになりました
ところが、そのあとで私は、なにやら怪しい農園らしき場所、幻ともいわれるコーヒーの製造施設を発見してしまったのです!


ミナト
海外旅行が趣味の兼業ブロガー。以前はカジノにハマるもギャンブルにはもう懲りて……? 現在は観光メインで旅行を楽しみながら、現地での体験や旅行に役立つ情報も発信中。いずれは海外を放浪する旅にも出たいと思っています。>> プロフィール詳細はこちら
旅のおともにコレ1台
海外旅行に行くとき、いちばん大変なのってレンタルWi-Fiですよね。



貸し借りもそうだし、持ち歩くのも面倒だし……。なにかいい方法はないのか?
この問題は一発で解決できます。
スマホをそのまま海外で使えるようにする方法があります。
その方法とは、スマホで「楽天モバイル
たったそれだけで、海外でもいつも通りネットが使えるようにできますよ。
今だけ最大14,000円分のポイントが還元されるキャンペーンも開催中です。
楽天モバイルがどれだけ使えるかは以下でまとめてあるので、ぜひこちらも見てみてください。
インドネシア・バリ島旅行(3日目・前編)


(宿泊したホテル「インターコンチネンタルバリリゾート」のロビー)
約束した時間に私たちはホテルのロビーで待機し、現地ドライバーのKANさんを待ちます。
初日にRURIさん(※)という別の現地ドライバーのいい加減さを、私は目の当たりにしていました。
なので、約束どおり来てくれるのか心配でしたが、KANさんは時間どおりにホテルのロビーに現れました。



お待たせ! それじゃあ行こうか!
さすがにドライバーも仕事なので、そこはちゃんと来てくれるようです。
私たちはKANさんの車に乗り込んでいきました。
大型モールのハイパーマートへ
この日の目的地は、クタというエリアにある大型ショッピングモール「モルバリギャラリア」の2階にある大型スーパー、「ハイパーマート」です。
モルバリギャラリアは、
- ブティック、雑貨、ホームセンター、飲食店
など、40以上の店舗が並ぶ巨大ショッピングモールで、地元の人もたくさん訪れる人気スポット。
とくに2階にある「ハイパーマート」には、すべてがそろっているといってもいいほどに何でもあります。


クッキーやチョコレートなどの定番のお菓子から、お茶・コーヒー・調味料などの食品はもちろん、
- 置物やアクセサリーなどのお土産用雑貨
- 洋服・タオルなどの日用品
- 石鹸・香水・オイルなどの化粧品
にいたるまで、ここに来ればなんでも手に入ります。
バリ島でお土産を買いたければここ、ハイパーマートに来れば間違いなし!
私はお土産用に、お菓子やお茶などの食品と、セール中だったバスタオルを2枚購入しました。
バスタオルは家族全員が購入するほどの肌触りのよさがありました。


それとこちら、エリップス(elips)のヘアビタミン。
バリ島でのばらまき用お土産として大人気の、洗い流さないトリートメントです。
日本でも量販店などでは見かけますが、バリ島で買えば6粒入りが100円くらいで手に入ります。
私は買いすぎて結局余ってしまいました。なお値段は2016年当時のものです。さすがに値上がりはしていると思います。
客を連れてくるとマージンがもらえる類の店
その後、買い物をおえた私たちはKANさんとふたたび合流し、あとはホテルまで送ってもらうことになっていたのですが……



ところで買い物は大丈夫? まだ時間大丈夫だったら、もう一軒連れてってあげるよ!
そのまま帰ろうと思っていましたが、どうするか。
しかし時間的にもまだ余裕があり、せっかくだったので、KANさんおすすめのお店へ連れていってもらうことに。
まあでも到着した先は、観光客を連れてくると紹介手数料が貰えるたぐいのお店っぽかったです(笑)
KANさんはちゃっかりお店からマージンをもらい、私もちょっとした小物を購入します。
家族はまだ店内を物色していましたが、私は先に買い物をおえたので、一人で外に出てあたりの景色を眺めていました。



今日で最後かあ。早かったなあ……
なんてことを考えながら、そのへんをぶらぶら歩いていたときでした。
私は、土産屋から奥まったところにある、草木で覆われた「なにやら怪しげな施設」を発見したのです。
いったいここはなんなのだろう……。
少し離れたところからその施設を眺めていると、ちょうどそこにKANさんがやってきました。



あぁ……あそこ行きたいの? 行く?
なにやら、一瞬の間があったように感じられました。
その間が何かはよくわかりませんでしたが、KANさんもあとからいっしょに来てくれるとのこと。
家族が買い物をおえたタイミングで、私たちはこの施設も見に行ってみることにしたのです。
コピルアク農園(?)


近くにあった土産屋からは想像もつかない、まるでジャングルのような施設の入り口へ。
いったいこの先にはなにがあるというのだろうか……?


のぼりにはネコのような生物がうつっています。
コピ……ルワク?
どこかで聞いたことがあるような気がします……。私たちは入り口をくぐって施設のなかへ。


すると、おりに捕らわれた先ほどのネコのような生物が!
あきらかに警戒しているように見えたので、私たちは捕らわれたネコを横目に、先へと進んでいきます。


少し歩くと広間に出ました。椅子とテーブルが設置してあります。
私たちが趣のあるテーブルセットを眺めていると、奥から女性の方が、



どうぞどうぞ、案内するよ
と出てきました。
で、なにを見せてくれたのかというと……、


「これがネコのうんちね!」
そう、なんとこの施設は、世界最高級ともいわれる幻のコーヒー「コピ・ルアク」の製造所(?)だったのです!



コピ・ルアクってのは、インドネシアでつくられる、ジャコウネコの糞を原料としたコーヒーだな
インドネシア語で「コピ」はコーヒーを意味し、「ルアク」はジャコウネコの呼び名を意味しています。



入り口にあったのぼりの写真にもうつっていましたが、
インドネシアのコーヒー農園で栽培されているコーヒーの木にできる、赤く熟した果実(コーヒーチェリー)はジャコウネコの大好物。
彼らはそれを餌として食べます。
でも、消化されるのは果肉の部分だけで、コーヒー豆にあたる種子の部分は、消化されずにうんちとして排出されるんですね。
ところが、その過程(ジャコウネコの腸内に存在する消化酵素や腸内細菌などの働き)で、コーヒーに独特の香味が加わります。
そうしてこのネコの糞コーヒーは、絶品ともいえる味わいを生み出すのです!
日本の喫茶店などで提供されている場合、コピ・ルアクの値段は一杯で1500~2000円ほど。
ホテルなどでは一杯で3000円以上することもある超高級コーヒーです。


コピルアクの製造工程は、以下のとおり。
ジャコウネコの糞を採取する → きれいに洗浄する → 乾燥させてから中のコーヒー豆を手作業で取り出す
画像のいちばん右がジャコウネコのうんちです。
さらに、よく見ると、豆の右側にもなにかが……。


ニワトリも捕らえられていました。


で、ニワトリの先にはかまどがあり、このかまどで実際に、ジャコウネコのうんちから取り出したコーヒー豆を焙煎しているそうです。
ちなみに、コピ・ルアクには天然ものと養殖ものとがあります。
ジャコウネコを飼育して人工的に糞を採取してつくるものよりも、野生のジャコウネコの糞から採取した天然もの(WILD)のほうが値段は高くなります。





どうぞこれはお試しです。飲んでみて
女性の方に促され、テーブルにつくと、コーヒーやお茶などを出してくれました。
右上のマグカップに入っているのがコピ・ルアクですね。
コピ・ルアクは高級品のためということで、1つを全員で味見。
最初は猫のうんちと聞いて、「そんなもの飲んで大丈夫なのか!?」と、正直口はつけにくかったです。
でもいざ飲んでみると、苦みや酸味が少なく、スッキリとしていて、とてもおいしくいただけました。


お茶を飲みおえた私たちは、女性に導かれて奥のスペースへ。



これはさっき飲んだやつね。こっちのコーヒーが1袋いくらで……
これは……そう、お土産コーナーだ!



コーヒーおいしかった? ここで売ってるコーヒーは本物だから大丈夫だよ!
絶妙なタイミングで合流したKANさん。
彼によると、場所によっては偽物や、ネコの糞が数%しかブレンドされていないものもあるそうな。
しかしここのコーヒーはネコの糞100%だそう。
実際に飲んでみておいしかったこともあり、私たちは購入を決断。
まんまとしてやられた感もありましたが……まあいいでしょう。
そして、お土産を買いおえた私たちは、KANさんの運転で宿泊しているホテルへともどりました。
現地ドライバーとお別れの時
ホテルまで送り届けてもらい、お土産の購入はこれで完了。
いま思えば、
コピ・ルアク農園らしき施設は、農園風の土産屋だったのではないか?
という気もしますが、まぁそれも楽しかったのでよしとしましょう。



またバリに来るときは連絡してね! 案内するよ!
KANさんは私たちが飛行機で帰る前にも連絡をしてくれました。
別れ際に、「友達がバリ島に来るときは自分のことを紹介してほしい」とも言っていましたが、う~ん紹介する機会はないかもなあ。
でも、とてもいい現地ドライバーの方でしたよ。
注:今回、私たちは男だけだったということもあって現地のドライバーに案内を頼みました。しかしトラブルに巻き込まれる危険性もあるので、現地で知らない人についていくさいは十分にご注意ください。
コメント(確認後に反映/少々お時間をいただきます)