家族でインドネシアのバリ島へ旅行に行ってきました。
旅行2日目はビーチリゾートエリアに行き、人生初のマリンアクティビティ(マリンスポーツ)に挑戦。
ところが、このマリンアクティビティ「シーウォーカー」を体験中に、予想だにしなかったハプニングが……!
私はダイバーにいざなわれ、深い海の底へ。はたして、無事に生還することはできたのか……?
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ミナト
海外旅行が趣味の兼業ブロガー。以前はカジノにハマるもギャンブルにはもう懲りて……? 現在は観光メインで旅行を楽しみながら、現地での体験や旅行に役立つ情報も発信中。いずれは海外を放浪する旅にも出たいと思っています。>> プロフィール詳細はこちら
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インドネシア・バリ島旅行(2日目・前編)


宿泊したホテルで朝食を済ませた私たちは、本日第1の目的地「サヌール」へ向かいました。
前日は夜から雨が降ってきましたが、この日は朝からカラッと晴れていて、これからの予定にはうってつけの天気です。


送迎バスに揺られること20~30分ほど、私たちは「サヌール」に到着。
サヌールはバリ島屈指のビーチリゾート地の1つで、芸術の町としても知られています。



ゆったりとした雰囲気が長期滞在者にも人気だそうだ
なによりも透き通った青い海が目を引くとてもきれいなエリアです。
ビーチではさまざまなマリンスポーツを楽しむこともでき、なにを隠そう、私たちの目的もそこにありました。
今回は現地ツアーを利用し、サヌールのビーチで、「シーウォーカー」というマリンアクティビティを体験することになっていたのです。
シーウォーカーとは、
海上から酸素が供給される潜水用ヘルメットをかぶり、魚などがたくさんいる海底を散歩するマリンスポーツ(マリンアクティビティ)。特別なライセンスも必要なく、泳げない人や、顔が水で濡れるのが怖い人でも気軽に海底に潜ることができる
というもの。「海(底)を歩く」で「シーウォーカー」です。


これはシーウォーカーで実際に使うヘルメットの画像。
水着などの上からこれをかぶり、海底を散策して遊ぶわけです。
耳抜きのやり方とハンドシグナル


(シーウォーカーのツアー集合場所)
さて時間になり、シーウォーカーのツアー開始となりました。
まずはインストラクターに案内され、私たちはテレビがある部屋に入ります。
ここで10~15分ほどシーウォーカーについての説明を動画で見ました。
動画の内容はおもに「耳抜き」と「ハンドシグナル」について。
耳抜きというのは、飛行機に乗ったときなどに起こる、耳が「キーン」と痛くなったり、聞こえが悪くなったりしたときの、耳の違和感を解消するための方法のことです。



飛行機の場合は、上昇や下降による気圧の変化で耳の違和感が生じるんだ
この現象は水中でも起こり、とくに水中の場合、水深が浅ければ浅いほど水圧の変化率が高くなります。
そのため、耳抜きがきちんとできていないと、海底に辿り着く前から耳をけがしてしまうことにもつながります。
よって、シーウォーカーを体験するためには、耳抜きはかならず習得しなければならないスキルとなっていました。
おもな耳抜きのやり方は以下の3つで、
- 唾を飲み込む
- 顎を左右に動かす
- ヘルメットの中に手を入れて鼻をつまみ、空気を耳に送るようにして息む
基本的には①か②の方法で耳抜きを行い、③の方法に関しては耳への負担が大きいため、①~②の方法がだめだったらするようにしたほうが望ましい、とのことでした。
耳抜きの方法に関してはこれだけです。きちんと話を聞いていれば誰でもできますし、とても簡単なので安心ですね。
その後は、潜水中にインストラクターと会話するためのハンドシグナルを勉強。
シーウォーカーのハンドシグナル(ハンドサイン)はおもに以下のとおりとなっていました。


「OK」はそのままで、「浮上」はグッド、「潜行」はバッドのような感じ。
「ストップ」は手を上に広げて左右に振り、「問題あり」は手を下に広げて左右に振ります。
海中では声でのやりとりができないため、意思疎通はこのようなハンドサインでおこないます。
これらをひととおり勉強し、説明動画は終了となりました。
ハンドサインに関してはすぐに覚えられます。
それに耳抜きもそんなにむずかしいものでもないだろう、と、このとき私は余裕をぶっこいていました。
バリ島でシーウォーカーを体験!


(参考画像:こんな感じで船で海の奥のほうに進んでいきました)
準備が整ったところで、いよいよ私たちは船に乗り込み、沖のほうへ向かいます。
ビーチを離れてからしばらくの時間が経ち、けっこう深そうな場所まで船は進んでいきました。
そして海底を散策する地点に到着すると、私たちはインストラクターにヘルメットをかぶせられます。
準備OKとなったら、船から降ろしたはしごを伝って、海の中へ潜っていくことになりました。
船から降ろされたはしごは2本。これを使って2人ずつ海底へおりていきます。
しかしツアー参加者の合計が(私たち以外も含めると)奇数だったため、順番的に私が最後に1人でおりていくこととなりました。



ところで、これは余談なのですが……、
じつは私、子どものころ海でおぼれたことがあって、水の深いところには苦手意識があります。
弟といっしょにおぼれて、かなり危ない経験をしました。2人とも生還できたのは運がよかったからで、まあかるくトラウマです。
サヌールの海はとてもきれいで、旅行の解放感もあり、海への恐怖はさほど感じませんでした。
けれども、はしごに足をかけると、海水がとても冷たい。私の体にほどよい緊張感が走ります。
私は1歩1歩、海の中へとはしごをおりていきます。
海面が足、背中、ついには頭の先まで完全に達すると、すぐに水圧による耳の違和感が生じてきました。
耳の違和感は、唾を飲み込むことですぐに解消されました。
が、やはり海の浅い部分は水圧の変化が激しく、潜水後は、はしごを1歩おりるたびに耳への違和感が生じてくるように。
ここまでくると顎を動かしてもとくに効果がなかったので、はしごをおりるたびに私は唾を飲み込んで「耳抜き」をすることにします。



といっても、だんだんと唾も枯れてくるんですよ
それに、そんなに何回も連続で飲み込めるほど、唾というものは出てくるものでもありません。
そこで、飲み込めるだけの唾が出てくるまで動きを止めていたところ、後ろでインストラクターのダイバーが(ハンドサインで)なにかいっているのが目に入りました。



潜行するぞ!
私もハンドサインで「ちょっと待ってくれ」とダイバーに伝えます。



ダイジョウブ!
しかし、ダイバーはそういうと、あろうことか、私の足を自分の足で引っ掛け、無理やり気味に海底へ引きずり込もうとしたのです!
私は焦ってダイバーに伝えました。



(ストップ! ストップ!)



(耳に! 問題がある!!)
ところがダイバーは止まりません!
すでにほかの人たちが海底へ降り立っていたのと、私がもたついていたのもあって早くおりてほしかったのかもしれませんが、あまりにもテキトーすぎる!
ハンドサインを覚えた意味……まるでなし!!
しかしながら、こんなときに活躍するのが、事前に動画で見た耳抜きのやり方その③「ヘルメットの中に手を入れて鼻をつまむ方法」です。
そう、たったそれだけのことでした。
でもこのとき、「鼻をつまむ」方法が頭をよぎるも、
- 初めての潜水で軽いパニックに陥っていた
- 余裕をこいて真剣に説明動画を見ていなかった
ためか、ヘルメットの中に手を突っ込んだら水が入ってきて溺れてしまうのではないか、という恐怖を感じ、そのままなにもできなくなってしまったのです。



けっこうヤバいぞ、これは……
耳には水圧、後ろからはダイバーにプレッシャーをかけられ、なかば強引に引きずりおろされるようにして私は海底に到着。
そして耳が痛い、唾は出てこない、耳抜きの方法も出てこないという絶体絶命の状況でシーウォーカーはスタート!
海底に到着すると、参加者たちはダイバーが持つ鉄製のポール(棒)をつかんで、案内されながらいっしょに遊歩するコースを進んでいきます。
海底散歩に興じるウォーカーたち。みんな楽しそうに海中の景色を眺めています。
耳への圧に苦しむ1人を除いては……。



ところで、そんな私はというと、
初めこそ耳の痛みと耳抜きができないことに焦って、ぶっちゃけシーウォーカーどころの話ではありませんでした。
が、海底に到着したことで水圧の変化が安定したのか、一度唾を飲み込めたあとは耳の痛みも消え、なんとか平常心を取り戻すことができました。
海中を歩いている最中も一定の間隔で耳に違和感は生じましたが、潜水するときほどのハイペースで発生するわけではなし。
それくらいのペースであれば、唾を飲み込むだけでも十分に耳抜きをすることができましたよ。


至近距離に群がるお魚たち。ここまでくればあとは楽しむだけ!
海の深いところまで潜ったことも、水中世界を実際に自分の目で見たことも初めての体験でした。
眼前に広がる一面の海、珊瑚礁、そしてそこに住む魚たちが織りなす光景は、目を奪われんばかりの美しさでした。
そしてひととおりコースを歩き終えると、ダイバーから魚の餌をもらい、魚に餌をやりながら記念撮影。
でもって無事にシーウォーカーは終了したのです。
船で岸に戻りながら、私は家族に耳が痛くなかったかを聞くと、父はこう言いました。



ヘルメットの中に手入れて鼻つまんでたよ
ああ、そういえばそんな方法があったじゃないか。
ここで私はようやく、3番目の耳抜きの方法を思い出したのです。
シーウォーカーを体験してみた感想


初のマリンアクティビティ体験を祝い、バリ島No.1ビール「バリハイ」で乾杯。
潜水時にアクシデントがあったものの大満足の体験でした。
機会があればまた、今度は自由に動き回れるダイビングにも挑戦してみたいと思えるほどすばらしい体験でした



ハプニングはありましたが、海に苦手意識がある私でも存分に楽しむことができました
なので「シーウォーカーは怖いんじゃないか?」と不安な方も、安心して参加できるアクティビティだと思います。
ただ、私のように旅行で浮かれて事前説明をしっかりと聞いていないと、
- いざというときに頭が真っ白になってしまったり、怪我のもととなってしまったり
ということもあるので、事前の説明はしっかりと見聞きしておいたほうがいいでしょう。
また、水圧による耳の痛みはたしかに痛いことは痛かったです。
でも、しっかり耳抜きをすれば耳が痛くなることもなく、一時的に耳抜きができていなかった私もその後耳には異常はありませんでした。
耳抜きについては、そこまで不安を感じる必要はないと思います。
それから、私がビビってしまったときのように、



ヘルメットの中に手を入れた際、そこから水がヘルメットの中に入ってくるのでは?
と心配な方もいるとは思います。
しかしこれは、水を張ったボウルに逆さにしたコップを沈めたあと、下から指を入れても中に水は入ってこないのと一緒です。
ヘルメットの中に水が入ってくることはないようなので、こちらも安心です。
実際にヘルメットの中に手を入れていた父も、大丈夫だったそうです。
耳抜きは「ヘルメットのなかに手を入れて鼻をつまんで息む」のがいちばん効果が高いので、これは忘れないようにしましょう。
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バリ島へ行かれる際は、ぜひご自身の目で、サヌールの海底とお魚たちを見てみてください。
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