バリ島での最後の夜は、ホテルのバーでしっぽりとやり、これで旅もおわりかと思われました。
が、そんなとき、繁華街で知り合った現地ドライバーの男から連絡がきて……、
ミナト「ポテトヘッド」というバリ島最大級のビーチクラブに行くことになったんですよ
まあでも思いました。
もちろん人にもよりますが、よく知らない現地ドライバーの人には気をつけたほうがいいですね。


ミナト
海外旅行が趣味の兼業ブロガー。以前はカジノにハマるもギャンブルにはもう懲りて……? 現在は観光メインで旅行を楽しみながら、現地での体験や旅行に役立つ情報も発信中。いずれは海外を放浪する旅にも出たいと思っています。>> プロフィール詳細はこちら
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インドネシア・バリ島旅行(3日目・後編)


(宿泊したホテル「インターコンチネンタルバリリゾート」のバー)
ホテルのバーで飲んでいて、「まぁ思い残すこともないだろう」と、最後の一滴を私は飲み干しました。
お店もまもなく閉店時間だったので、私は腰を上げようとします。
……と、まさにそのとき、私の携帯は、あの男からの連絡をキャッチしたのです。
アニキ、まだ起きてる? 仕事終わったけど、今日どこか行きたいとこある?
きたか……。
(※バリ島の繫華街「レギャン通り」で知り合った人です)
時間的にも彼から連絡がきそうな気はしていました。
ただ、現地ドライバーのRURIさんは、正直なところ信用ならない人物だったんですよね。
なので、どうしようかと考えていると、私の心を揺さぶるなかなかナイスな提案が。
ポテトヘッドいいよ! スミニャックにあるよ!


(RURIさんから送られてきたじっさいの画像)
へ~。行くしかないだろ、これは。
バリ島旅行最終日ということもあって、残金は日本円しかありませんでした。
しかしこれはRURIさんが手数料なしで両替してくれるというので彼に任せ、私たちはホテルのロビーで合流することに。
ブラザーはもう寝ちゃったの? 残念だね……
こうして私たちは、2人でスミニャックの「ポテトヘッド」へ行くことになったのです。
ポテトヘッド・ビーチ・クラブ
ポテトヘッドは、スミニャックというエリアにある、バリ島屈指の規模を誇る大型ビーチクラブです。



ビーチクラブっていうのは、プールやレストラン、バー、DJブースとかがある「オンザビーチの複合施設」のことだな
サンセットビューなどのビーチの景観はもちろんのこと、お酒、食事、音楽も楽しめるクールな大人の遊び場。
バリ島にはいくつかのビーチクラブがありますが、そのなかでも最大級の規模を誇るのがここ、「ポテトヘッド・ビーチ・クラブ」なのです。
レストランやバー、プール、芝生の上と、すべての場所からバリ島のサンセットを眺めることが可能。
入場料は無料で、バーやレストランのみの利用の場合は、ミニマムチャージ(最低利用額)はかかりません。


玄関の通路も、これから美術館の中へ入っていくかのような芸術的なデザインとなっていました。


そして私たちは、ビーチクラブの中へ!
クラブ内には心地よい音楽が流れ、歓楽街のような騒々しさはなく、それでいてクールに盛り上がっていました。
これぞまさに、私が求めていたような場所です。


バーも落ち着いていてナイスな雰囲気。
カクテルもインドネシアのフルーツや食材、スパイスなどを使用した独創的なものばかりで、ここに来たらぜひともカクテルを楽しみたいところです。


しかし私はホットティーを注文!
RURIさんは車の運転があるので、私だけお酒を飲むのもどうかと気を使ったのもありますが……、
熱気あふれるビーチクラブのバーで、男2人して熱いお茶を飲むという。
まぁこれも悪くはありません。バーに来たら、飲みたいものを飲めばいいのです。



あ、RURIさん、ここの会計は僕が出すので、1万円両替してもらってもいいですか?
そうだったね。ちょっと待って
現地ドライバーの分はこちらが持たないといけないという「暗黙の了解」を私は今旅で感じていました。
なので、ここの会計もこちらが持つことにし、日本円の1万円札をRURIさんへ。
ところが、戻ってきたのは、バーのお茶代である20万~30万ルピア(日本円で2000~2500円前後で全然足りない)でした。
なにか、勘違いをしてしまったのでしょうか……。



いやRURIさん、お茶代は僕が払うので大丈夫ですよ。そうじゃなくて、1万円の両替をお願いします
ああそういうことね。ゴメンゴメン
う~ん、RURIさんさあ……。
私が気づかなければ、そのまま(差額を)ネコババする気だったんじゃないの……?
彼に対する不信感はつのるばかりです。
もうちょっとここにいるから、アニキ、ぐるっと一周見てきなよ
たしかに、バー以外の場所も見に行きたかったので、私はポテトヘッドを散策することにしました。
しかしRURIさんはなにかを企んでいるような様子。
この男、次はいったいなにをしでかす気だ……?
ポテトヘッド内を散策


さて、気を取り直して散策です。
ポテトヘッドの入り口を抜けるとまずは目に飛び込んでくるのが、この芝生エリア。
昼間はベッドが敷かれ、日光浴を楽しむ方でにぎわっているそうです。


芝生エリアの右側にはDJブースがあり、ここからクールな音楽が発信されています。


DJブースを越えて奥に進んでいくと、デイベッドが並ぶエリアが。
ちなみに、ポテトヘッドの利用料金ですが、バーやレストランだけの利用の場合はミニマムチャージ(最低利用額)は発生しません。
ただしベッドシートを利用する場合には利用料金が発生します。
芝生エリアのベッドは30万ルピア、プールサイドのデイベッドは50万ルピア、ビーチフロントのデイベッドは100万ルピアのミニマムチャージがかかるそう(2019年時点)。現在はもっと値上がりしているかもしれません。



ミニマムチャージは、席やお店を利用するさいに「最低でもこれだけの金額を飲食代で利用してくださいね」というものだ
飲食代金の合計がミニマムチャージ以下でも、ミニマムチャージとして設定された金額分は支払うシステムのことです。
(※たとえば、ミニマムチャージが3000円だったとしたら、一杯だけの注文でも3000円はかかるということ。海外のバーによくあるシステムです)


続いて、デイベッドの横にあるのがインフィニティプール。
プールのいちばん奥には円形カウンターのバーがあり、プールに入りながらお酒を楽しむことができます。


プールのすぐ先にはバリ島の美しいビーチが広がり、プールサイドから出られるようになっているので、すぐにでも海に遊びに行くことができます。
また、ポテトヘッド内にはホテルはないので宿泊はできませんが、歩いてすぐ先に、ポテトヘッドと同系列の「カタママ」という隠れ家的ホテルがあります。


こちらがカタママの入り口。ポテトヘッドの目の前という最高のロケーションです。
カタママは、全室スイートルームからなる洗練されたブティックホテル。
ポテトヘッドビーチクラブを手がけた、「PTT Family」という企業がプロデュースしたホテルです。



宿泊者には、ポテトヘッドのレストランやデイベッドを優先的に利用できる宿泊特典もあるぞ
しかも、一般利用ではかかるはずだったデイベッドのミニマムチャージも、宿泊特典によってなしになるというのだから驚きです!
- 水着への着替えが便利
- ポテトヘッドでの飲食代金を部屋づけにできる
など、ポテトヘッドビーチクラブを存分に堪能したい方には要チェックのホテルです。
姉妹ホテル「カタママ」
ナンパ師RURIの本領発揮
ひととおり散策を終えた私は満足したので、バーにいるRURIさんのもとへ。
すると彼は、なんだか意気込んでいるようでした。
もう終わった? ところで、日本人の女の子いるみたいだから、ナンパしに行こうよ
バーでなにをしていたのかと思えば、どうやら女の子(とくに日本人)がいないか探していたようで。
聞いてみると、そもそもポテトヘッドをプッシュしていたのも、日本人の女の子が多いからだとかなんとか……。
私はそういう気分ではなかったのでRURIさんの提案を断ると、
じゃあ女の子が日本人かどうか見分けてくれるだけでいいから、よろしく!
と、わけがわからない理由でなかば強引に私を連れ、彼はプールサイドのほうへ。
あの子は日本人かな? あの子は?
たしかに、同じアジア人でも見た目でなんとなく判別はつきますが……。
それよりもだんだんと面倒くさくなってきた私は、
日本人かもしれないけれど、日本人じゃないかもしれない。ハッキリとはわからないよ
とか適当なことをいいつつ、入り口のほうで待機していることに。
RURIさんはそれからもナンパにいそしんでいましたが、しばらくしてから「ダメだったよ」という手振りをしながら戻ってきました。
もうちょっと早い時間だったら……あ、こんにちは、日本人ですか?
まだナンパするのかと後ろを振り返ると、なんとそこには、日本人と思しき男性数人のグループが。
RURIさん、あんた、男もナンパするのか……!?
明日以降予定は決まってますか? よかったら案内するよ。彼も日本人で私が案内してあげてます
ナンパだけでは飽き足らず、しまいには私を餌に、新規顧客の獲得をもくろみ始めたRURIさん。
持ち前のガツガツした勢いで男性グループの予定を細かく聞くも、結局交渉は失敗に終わってしまったようです。
海外で同じ日本人に会うと、旅行の非現実感が崩れてしまうと感じる人もいます。



なので、知らない日本人とはあまり会いたくない人もいると思うのですが……、
もしかするとそのような感じで、私とその男性グループのあいだには、微妙な空気が流れていました。
クリシュナ24hへ
ポテトヘッドをあとにした私は、RURIさんの車でホテルまで送ってもらっていました。
しかし気になるところがあったので、最後に少しだけ寄ってもらうことに。「クリシュナ」というお店です。
クリシュナ(krisna)は、バリ国際空港の近くにある大型の総合お土産ショップで、なんと営業時間は24時間!
日本のドン・キホーテのようなお店です。


深夜でもかなりギラついています。



それで、クリシュナのすごいところですが、とにかくすべてが安いんですよ
これまで見てきたどのお土産屋さんよりも安く、尋常じゃなく安いものもありました。


たとえばこちら、バリ島でのお土産では超定番のネコの置物。
いちばん左のネコ4体は6,500ルピア(約52円)、真ん中の花付きネコ4体は25,000ルピア(約200円)、右の入浴剤を抱えたネコは各22,000ルピア(約176円)です。
(※2016年当時のレート・値段です)


驚安の殿堂を超えた衝撃プライス。
商品にはこのように、1つ1つに値札のシールが張ってあるので値段もわかりやすいです。
お土産の種類もまさになんでもあり、
- 服やカバン、化粧品、置物、アクセサリー、お菓子
など、とにかく品数が多い。
ただ、ワゴンにギュウギュウに詰め込まれていて壊れている置物もあったりしたので、よく見てから購入したほうがいいなと思いました。



……うわっ!
お土産の物色中、大きなネズミが足もとを猛スピードで駆け抜けていきます。
値段や品数以外にもびっくりすることがありましたが、私は最後のお土産を買い終え、外で待ってくれているRURIさんのもとへ。
ところが、今度はRURIさんが見当たらないのです。



いやいや、どこ行ったんだよあの人……
駐車場やその周辺、店内を探すもRURIさんはいません。
交換していた連絡先に電話をするも応答なし。
駐車場に車はあるか探そうとするも、そもそも車をよく見ていなかったので、どれがRURIさんの車なのかもわかりません。
時刻はすでに深夜の3時すぎ。
時間も時間なので、タクシーもほとんど通っておらず、駐車場には地元の青年がたむろしていたりと、かなり際どい状況です。
私は店内に戻り、お店の従業員にRURIさんの特徴を伝えました。
すると、「あそこにいたよ」と教えてもらうことができ、従業員が見たという場所に案内してもらえることになりました。
そして、彼はというと……、
ものすごくわかりにくい場所で頭から服をかぶり、お腹を出して熟睡していました。
声をかけても起きないので、私はRURIさんを軽く揺さぶって起こします。
ああゴメン。買い物終わった? じゃあ行こうか
さらば、いい加減な男RURIよ
しかしながら、とんでもないドライバーにつかまってしまったものです。
やはり現地ドライバーには注意しなければならないと、あらためて私は痛感しました。
RURIさんが店からいなくなったので、タクシーに乗って帰ろうかと思ったという話をすると、
ゴメンね! 眠くなっちゃってさ。でもいまの時間タクシーいないし高いよ
とのこと。
私は「いまの時間だとタクシーはいくらくらいになるんですか?」と聞いてみます。
タクシーの相場はよくわからないけど、夜はタクシーが少ないから、ふっかけられるんだよ
たしかに、深夜のタクシーは言い値にされることはあります。
でも現地の人がタクシーの相場を知らないなんてことはありえないわけで……。
結局、相場を言ってしまえば自分のもらえる額が減るので、あえてはぐらかしていたのでしょう。
私たちはもう二度と会うことはないと思われるので、それでもいいのかもしれません。



けれども、日本には「一期一会」という言葉があるように、だ
たとえお互いが今後会うことはなかったとしても、お互いに誠意を尽くすのが礼儀ってものなんじゃないか?
と思いましたが、だれもがそんな精神を持っているわけではないということです。
とくに旅行者相手に商売をしている人は、そのときに「どれだけ取れるか」と考える人も多いので、だから注意が必要になります。
ホテルに到着後、私はRURIさんに、ドライバー代としてお金を渡しました。
さすがにタクシーの相場くらいは私もわかっていたので、そのへんを加味して「これくらいでいいか」の金額にしておきました。
いやしかし、あまりにもいいかげんすぎる男だったな、RURI。
正直、最初から最後まで信用ならない男でした。
そんなわけですから、現地ドライバーに依頼するときは注意するようにしましょう。




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