イブスター店長日韓関係が悪化したりしていると、韓国旅行は危険になるのか?
近年日韓関係は良好となっていますよね。
でも、なんらかの原因によって関係が悪化する(反日的な感情が高まる)ことは、おそらく今後もあると思います。
そこで本記事では、日韓関係がよくない状態で韓国に旅行に行っても大丈夫なのか? をお話しします。
- 日韓関係が悪化している状態での韓国旅行は「危険」なのか「安全」なのか?



私は2019年7月に韓国に行ったのですが、当時は、「日韓関係は過去最悪」ともいわれていました
メディアなどでは、韓国国内で起きていた抗議デモや不買運動などが連日のように放送されていました。
それで、そのとき私はビビって委縮してしまったのですが……、結論からいうと、日韓関係の悪化は旅行とはあまり関係ないと思います。
日韓関係が良かろうが悪かろうが、韓国に旅行に行っても、おそらく大した問題は起きないんじゃないかなあと。
この記事では、じっさいに私が韓国に行ってそう感じた理由をお話しします。
「ちょっとタイミング的に微妙だなあ……」というときに韓国に行くときには、ひとつの意見として参考にしてもらいたいと思います。


ミナト
海外旅行が趣味の兼業ブロガー。以前はカジノにハマるもギャンブルにはもう懲りて……? 現在は観光メインで旅行を楽しみながら、現地での体験や旅行に役立つ情報も発信中。いずれは海外を放浪する旅にも出たいと思っています。>> プロフィール詳細はこちら
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結論:日韓関係の悪化と旅行はあまり関係ない


はじめに個人的な見解(結論)からお話ししますね。
正直、日韓関係が悪化していたとしても、旅行に行った日本人が韓国で嫌がらせや危険な目にあうことはほとんどないと思います。
韓国に旅行に行くさい、日韓関係のことはあまり考えなくていいんじゃないかなと。



私がビビっていた2019年当時は、韓国ではつぎのようなことが起きていました
- 日本大使館で車両が炎上する事案
- ソウルや釜山(プサン)での大規模なデモ活動
- 明洞(ミョンドン)で「日本製品は買うな」の横断幕が掲示
- 民衆が日本製ビールを大量に買って全部バケツにぶちまける
元徴用工問題と輸出規制の問題が重なり、日韓関係が悪化したわけです。
ただ、じっさいに韓国に旅行に行ってみて、街ではそういった反日的活動はとくに目にすることはありませんでした。
なんなら私が困っていたとき、日本人と知って助けてくれた現地の人もいたくらいです。



韓国では反日の話とかも聞くし、なんかそれが引っかかって、あんまり行く気になれないんだよなあ……
これは以前、私もそう思っていた時期はあったのですが、でもあまり関係ないのかなあと。
正直、いまでは気にするだけムダだとさえ思っています。
今後日韓関係が悪化するようなことがあっても、韓国に旅行は行っても大丈夫だと思います。
田舎のほうだとまた話は変わってくるのかもしれませんが、ソウルなんかの都市部なら、全然問題はないと思いますよ。
じっさいに韓国に行って見てきた当時の状況


では、「日韓関係が悪化していても韓国に行っても大丈夫」と思った根拠はどこにあるのか。
ここでは私が、日韓関係は過去最悪とまでいわれた2019年当時に、じっさいに韓国に行って見てきた状況をお話しします。



私が訪れたエリアの危険状況や、利用した施設やサービス、現地の人の様子などは、以下のとおりでした
仁川空港


仁川空港はいつもこんな感じですが、旅行客でごった返していました。
中国人や、欧米人、そして日本人観光客も多く見かけました。



やっぱりいつ行っても韓国は日本人旅行者が多いな
団体で来ている方も多いといった印象でした。
これだけおなじ日本人がいるなら大丈夫なような気もしてきますよね。
ソウル


ソウル駅周辺は移動などで利用した程度で、街なかを観光したりはしませんでした。



が、とくに不穏な空気を感じることは一切なかったですね
デモとかそういうのもやっていなかったです。
明洞(ミョンドン)


明洞には両替のために2回訪れました。
しかしやっぱり、ここでもとくに何もありませんでした。



不買運動の横断幕とかもなかったです
なおその横断幕は、すぐに撤去されたそうです。
日本製品をぶちまけるような不買運動をしているようすもありませんでした。
江南(カンナム)エリア


私が宿泊していた繁華街の江南区は、治安はそこそこでした。
- 24時間営業の飲食店が立ち並び、
- そこで地元の若者たちがお酒を飲んでいたり、
- 道端には女性のポラロイド写真(?)が大量にばらまかれていたり。
夜の時間帯は複数のキャッチの兄ちゃんが声をかけてきたりと、繁華街らしい感じでした。



このへんは日本人旅行者もあまりいなかったな
ちょっとヤバそうな路地とかもけっこうありましたが、もちろんここでも何もなしです。
毎晩コンビニに買い物に行ったり、フラフラ街なかを歩いたりしていましたが、何も危険な目に遭うことはありませんでした。
また、同じく江南エリアにあり、現地の若者たちが多く集まるCOEXモールというショッピングモールでも遊んでいました。
ここでも危険と遭遇するようなことは一切ありませんでしたよ。
景福宮(キョンボックン)、昌徳宮(チャンドックン)エリア


朝鮮王朝時代の王宮である「景福宮」や、宮殿の「昌徳宮」があるエリアは、観光客だらけでした。
現地の若者もたくさん遊びに来ていました。



どこからこんなに観光客が湧いてきたんだ??
と思うほど、さまざまな国からの旅行者が集り、団体のツアーなんかもやっていました。
しかしやっぱり、もちろんここでも何もありませんでした。
……と、結局のところ何もなかったんですよね。
もちろんソウルや明洞は滞在時間が短かったので、それだけリスクも低かったとは思います。
でも、地元の若者に絡まれたりだとか、嫌がらせを受けたりだとか、そういうのは何もありませんでした。



こっちが日本人だとわかったうえで助けてくれた現地の人すらいたぞ
強いて言えば、日中にホテルから出て大通りを歩いていたときに、30~40代のサラリーマンからすれ違いざまに舌打ちをされたくらいです。
でもはっきり言って、こんなのは日本国内でもやる輩はたくさんいますからね。本当にそれくらいしかなかったですよ。


移動で利用したサービスの危険状況


あと残るは、移動手段を利用したさいの状況です。
この流れで行くと、大方予想はつくとは思いますが、いちおう報告します。
電車(地下鉄)
私は初めて韓国を訪れたさい、たいしたものではないのですが、嫌がらせのようなことを受けた経験があります。



駅構内で、わざとベビーカーでこっちに突っ込んできた男性がいたんですよね
なので地下鉄は、できるだけ利用したくなかったのですが、地下鉄はたびたび利用しました。
結果、電車の中は現地の人だらけでしたが、ここでも何もありませんでした。
現地の人も、そこまで他人のこと(電車に外国人が乗っている)は気にしてないような感じでしたね。
タクシー
タクシーに関しては、1回だけメーターを回さない言い値のドライバーに軽くぼられたくらいです。



深夜帯なんかは、韓国でもメーターを回さない運転手はときどきいるぞ
タクシーは乗車するまえにメーターかどうか、ひと言確認したほうがいいでしょう。
海外にいれば、この手のぼったくりはいくらでもありますし、未然に防げるトラブルです。
やられるまえに阻止、先手必勝で解決ですよ。
それ以外は日本語を話せる運転手もいたりと、とくに問題はありませんでした。
日韓関係悪化のなか韓国を旅行して思ったこと


私は韓国に対しては中立的な立場ですが、個人的な見解では、韓国への旅行はまったく問題はありませんでした。



日韓関係の悪化が騒がれているなか、でもです
それで、この経験を通して思ったことなのですが、
負の情報に踊らされた結果、知らぬ間に萎縮してしまい、しかし踊らされていたのに気付いたときには時すでに遅しで、最終的に旅行自体が面白くないものになってしまった
ということだったんですよね。
連日のように発信される、デモだ、不買だ、襲撃だ。
そんなイヤな情報は、とくに旅行を控えて楽しみにしている側からすれば、不安以外の何物でもありません。



でも、多くの情報が錯綜する現代社会では、「情報はあくまで情報でしかない」んですよ
- ごく一部のことを全体であるかのように見せるもの
- 信憑性が定かではないもの
- なんなら事実とはまったく異なる偽情報
ネット社会では、こういったものが堂々と表に出てきます。
そしてそれらに踊らされ、萎縮してしまい、何も身動きが取れなくなってしまえば……、
その情報が本当かどうかも確かめられずに旅行は終わってしまうんですよね。
海外旅行のさい、とくにスリなんかは多いです。
なので警戒心を持つことは大事で、なにが起きても対処できるような心構えは必要です。
しかし警戒のしすぎは身動きを取れなくし、旅行を楽しめないものにしてしまうのもまた事実です。
ですので、自分勝手な話ですが、これから韓国に旅行に行かれるのなら、私は「危なくない範囲でどんどん攻めていってほしい」と思います。
その結果、現地の人から嫌がらせを受けたりとか、迫害されでもしたら、「やっぱり韓国はヤバかった」と、それでいいんじゃないでしょうか(笑)



もちろん、そうなった場合はイヤな気分にはなってしまうだろう
でも私のように、「真実を知るのが遅すぎて何もできなかった」といった、中途半端が一番よくないと思います。
韓国はヤバかった。意外とそうでもなく楽しかった。でも時々やばいこともあるかも。
こういった答えを見つけて帰って来られるのが最善なのではないか、と、ムダに委縮して失敗した(旅行を楽しめなかった)私は思います。
旅行では、自分の目で見たもの、自分の肌で感じたものを信じてほしいと思います。
外務省発表の安全状況も確認しておこう


しかしそうはいっても、事前情報ナシ・警戒ゼロで旅行に行くのはヨシとはいえません。
そこで最後に、韓国に行くにあたって参考になる安全情報の確認のしかたも解説しておきます。
旅行先の安全状況を確認するには、外務省が運営する「海外安全ホームぺージ」というサイトが、ひとつの指標となります。



ちなみに当時、外務省から出されていた韓国への渡航に対する注意喚起は、以下のものだったぞ
最新の情報に注意し,デモ等が行われている場所には近づかない等,慎重に行動してください。また,外出の際,特に日本関連施設やその周辺を訪問する際には,周囲の状況に注意を払うようにしてください。外務省海外安全ホームページ
これくらいの安全に対する注意喚起なら、とくに問題はないと思います。
ほんとうに危険なエリアには「渡航の自粛」などの案内もでますからね。
また、危険状況をエリアごとにレベル分けした危険地図(当時)は以下のようになっていて、


(出典:外務省海外安全ホームページ)
こちらの地図では、危険レベルをLv.1~Lv.4まで色分けしているのですが、韓国は当時Lv.1未満でした。
各レベルの危険度は以下のとおりです。
- Lv.1:十分注意して下さい
- Lv.2:不要不急の渡航は止めて下さい
- Lv.3:渡航は止めて下さい
- Lv.4:退避して下さい。渡航は止めて下さい
韓国はデモが過熱している状況でも、外務省もそこまで危険とは言っていない状況でした。
心配なときは、この外務省の案内も確認するようにしてみてください。
今回のまとめ
- 日韓関係の悪化と旅行はあまり関係ない
- 「過去最悪」レベルでも街は安全だった
- 最低限の警戒心は持ちつつ、情報に踊らされないようにしよう
日韓関係とか、韓国での嫌がらせの話とか、これはいまに始まったものではありません。
いまから行っても、数年後に行っても、多かれ少なかれ同様のことが起きる可能性はあると思います。



ただ私が見てきたかぎりでは、韓国旅行は、とくに安全性には問題はありませんでした
日本人観光客も他にもいくらでもいたので、そこまで過剰に気にすることはないと思いましたよ。
情報は鵜呑みにするのではなく、疑ってかかるぐらいがちょうどいい気がします。
「何が正しくて何が間違っているのか」
それには人それぞれの答えがあると思うので、ひとまずは「自分が真実だと思ったことが本当の真実でいい」と私は思います。
たとえそれが、世間一般で言うところの真実ではなかったとしてもです。
海外旅行は大なり小なり危険が付きまとうものでもあります。
しかし委縮しすぎると楽しめなくなってしまうので、安全を確保しつつ、攻めるところは攻めるようにすると楽しんで帰ってこられると思いますよ。


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