途中までうまくいっていたフィリピン・マニラ旅行。
つい気がゆるんでしまった私は、海沿いの遊歩道で、あれよあれよと馬車(カレッサ)に乗せられ……、
ミナトそのあと、ドライバーとクッソもめました
「絶対に払え」「いや絶対に払わねえ」の壮絶なバトルがここに開幕。
ドライバーは最後までヤバかった。注意喚起もふくめて、コトのてん末をのこしておきます。


ミナト
海外旅行が趣味の兼業ブロガー。以前はカジノにハマるもギャンブルにはもう懲りて……? 現在は観光メインで旅行を楽しみながら、現地での体験や旅行に役立つ情報も発信中。いずれは海外を放浪する旅にも出たいと思っています。>> プロフィール詳細はこちら
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フィリピン・マニラ旅行(2日目・後編2)





前回までのあらすじはこうだ
マニラの「ベイウォーク」を歩いてホテルまで向かっていた私(ミナト)。旅がうまくいっていたのに加え、日本語を話せる人と出会ったことで警戒心はすっかりとけてしまい、馬車(カレッサ)の荷台に乗ってしまう。「ホテルまで連れていってあげるよ」ドライバーは言う。しかも料金は「フィフティ」とのこと。50ペソ(約125円)!? 安い! それじゃあ行こうぜ、馬車でホテルまで!
こうして私を乗せて、馬車は動きだしたのです。
マニラで馬車に乗ったらクッソもめた事件





よーし、じゃあ行こうか!
私を乗せて、馬車はベイウォークを走りだしました。
パッカパッカパッカパッカ。
馬の蹄が地面を蹴る音はリズミカルで、馬車の乗り心地もけっこういいです。
私は周辺の景色を眺めながら、荷台に揺られ、目的地のホテルを目指していました。
馬車の乗り心地
馬のドライバーは移動中もいろんなことを話してくれ、
- マニラはホームレスと見せかけてマフィアもいるから気をつけて
- マフィアは一帯を管理しているんだよ
とか、ホントかどうかわかりませんが、ちょっとこわい話も。



ボクも元締めに雇われてて、給料制でやってるんだよ~
だそうでした。
ただ馬車に乗っていて思ったのは、馬がけっこう大変そうなんですよね。
炎天下のなか、大人2人と子供1人+重そうな荷台を引いて走っているわけです。
しばらく走ると馬も疲れくるのか、走るスピードが落ちてきます。
すると、



ゴー!(ビシィッ)
ドライバーが馬にムチをくれるわけです。で、叩かれた馬はまた元気に走りだすと。
なにもしていなくても汗がふきだしてくる暑さです。
直射日光をあびて、重い荷台を引き、しかも固いコンクリートの上を走る馬がだんだん気の毒に思えてきました。



そういえば、娘さんは……
しかも、娘さんに話しかけようとすると……。
笑顔の記念撮影のときとは打って変わって、つまらなさそうに横や下を向いています。
よく見ると靴を履いていなくて(はだしで)、足は土でよごれていました。
なんか気まずい……。
私はだんだん、馬車から早く降りたくなってきてしまいました。
馬車のドライバーは道路を爆走する


馬車の移動スピードはそこまで速くなく、ホテルまで距離はもうすこしありました。
と、ここで馬のドライバーは歩道から車道に移動。
わざわざ移動しなくたっていいのに、車やバイクと並走するようにして馬を走らせます。
ププーッ!
ときどき、車からクラクションを鳴らされると、



おい! 危ねえだろうが!!
車に思いっきり文句をいったり、それから、馬の速度が落ちてくるとムチをくれたり。



う~ん、もういいかなあ……(汗)
車道を走らされている馬も気の毒なので、もういいかなと思ったときでした。
ちょうど見覚えのある場所(ホテルの近く)にきていたので、私は「ここまででOKです」と、降ろしてもらうことにしたのです。
50ペソ?んなわけねえだろボケ
さて、ホテルの近くまでぶじ到着し、支払いです。



ありがとうございました。じゃあこれ、50ペソです
私は笑顔で「最初にいわれた」50ペソを渡そうとしました。
すると、このドライバー、「はあ? 何言ってんの?」のような不愉快そうな表情に一気に変わります。
そしてこう言ったのです。



……いや、50ペソじゃなくて「50ドル」だから
…………。
…………は!?
いやいやちょっと待てと。50ペソ(約125円)と50ドル(約7500円)はちがいすぎるだろ。
しかも5分10分乗っただけで50ドル!?
ありえない! つーかそんな話じゃなかっただろ!



いやいや、最初「50ペソ」って言ったでしょ?「50ドル」なんて聞いてないから!



いやオレは「フィフティ」としか言ってない。てか当たり前だろ! 日本人・韓国人・アメリカ人、みんなドルだよ! ペソじゃないから!
たしかに……。
たしかに、コイツは「フィフティ」としか言っていません。
でも、フィリピンにいるんだから、ふつうに考えてお金の単位は「ペソ」だろ!



いや、50ペソしか払わないから
こんなふざけた屁理屈には付き合っていられません。私は断固として払わない意思表示をします。



いや払えよ



もちろん50ペソは払う



じゃなくて、50ドル払えよ



50ドルは払わない



いいから、さっさと払えよ



聞いてない。50ドルは絶対払わない
その後、間があって、



……オメェ、ふざけてんじゃねぇぞ!(ビシィ!!)
ヒィン!
あっ、コイツ、また馬をムチでぶっ叩きやがった!
「絶対に払え」VS「絶対に払わねえ」



おい、馬は関係ないだろ! やめろよそういうの!



はあ? 金を払わないオマエが悪いんだろ!!
50ペソじゃ馬もごはんを食べられない、馬がかわいそうだろ!
ドライバーの男は馬を盾に、私から法外な50ドルを取り立てようとしてきます。
しかし、そんなことが認められるわけがありません。
たしかに50ペソ(約125円)は安すぎてないですが、50ドル(約7500円)はもっとないでしょう!



なるほど、女の子がつまらなさそうにしてたのはこれか……
途中、荷台で女の子がうつむいていた理由がわかりました。
毎回こうなるのを知っていたからでしょう。
いま思えば、女の子は雇われていただけで、そもそもドライバーの娘でもなんでもなかったのかもしれません。が、いずれにせよ、詐欺の片棒を担いでいるようなもので、やっていて楽しい仕事でなかったのは確かでしょう。



というか、先に荷台から降ろしてくれませんか?
相手のテリトリーにいるのは身の危険もあるので、提案しますが、



ダメだ。さきに金を払え
まったく話が進みません。
それでまた、「50ペソは払う」「50ドル払え」の平行線の言い争いとなり、
ヒィン!
また馬は叩かれ、私はそれを注意し、



もうさ、こんなことやめようぜ。おたがい気分が悪くなるだけだよ。アンタも娘さんが見てる前で、本当はこんなことしたくないだろ?
と、男をさとしていたときでした。
さすがに向こうも折れない私を見て、「じゃあ40ドルでいい」と、値段を下げはじめたのです。
東南アジアの値引き交渉スタイル



じゃあもう40ドルでいいから
ここにきて、値段が下がりました。
しかし私は、あくまで「50ペソしか払わない」を貫きます。



最初の値段から下げてやってるんだから、払えよ!
40ドル(6000円)でも高すぎるだろ常識的に考えて。払うかそんなもん!
ただ、「50ペソしか払わない」では、さすがに話はおわりそうになかったので、



わかった。じゃあ500ペソなら払ってもいい
私も当初の金額の10倍を提示します。
500ペソ(1250円)なら、まあ妥当な金額といえるでしょう。
そしてそこから、東南アジアでよくある「値引き交渉」がはじまり、



40ドル



500ペソ



30ドル



500ペソ
徐々に値段は下がっていったのですが、私が500ペソでしぶっていると、



……ああもうわかったよ! それなら今からボスのところに行って、そこで話つけよう!
マフィアの存在をちらつかせて移動しようとしはじめたので、私もそこで妥協しました。
そうして最終的には、1000ペソ(約2500円)を払うことで合意となりました。
ボラれたはボラれましたが、ここがおたがいの妥協点ということで、まあこれが交渉の限界でしょう。
最後まで見せた男の執念
ドライバーとのやり取りもいよいよ大詰めです。
私は「1000ペソは払うから、先に荷台から降ろしてほしい」と男に伝えます。



いや先に払え。荷台から降りたら、走って逃げるつもりだろ



いやいや逃げないから(汗)。払うって言ったものは払うから
ドライバーの男は私の逃走を警戒していて、「金を払ってからでないと降ろさない」と。
しかし私も「払ったからといって降ろしてくれる保証はない」と食い下がり、最終的には、さきに降ろしてもらえることになりました。
いやここまで長かった……。
私は1000ペソを出して男に確認させ、



じゃあこれ1000ペソね。確かに1000ペソ、渡したから
男に1000ペソを渡しました。
あとはホテルまで歩いて帰るだけです。
反対側の車線に渡ろうと、横断歩道をさがしていたときでした。
「おーい!テメェこのヤロー!!!」
ものすごい怒号が後ろから聞こえてくるじゃあありませんか。
ふり返ってみると、あの馬車のドライバーが片手になにかを握り、鬼の形相で走ってこちらに向かってきます。



テメェだましやがったな! これ1000ペソじゃなくて「100ペソ」じゃねえか!!
…………ハア?
これにはもう呆れて言葉もでません。
受け取った1000ペソと100ペソを入れ替えて、「100しかもらっていない」と男は言っているわけです。
もうね……、さきに荷台から降りていてよかった……。
そしてこういう作戦があったからこそ、ヤツは1000ペソでいいと最初に言ったのでしょう。



ふざけんな、もう勝手に言ってろよ
しかし殺気立って追いかけてくる男は恐怖以外の何ものでもなく、正直身の危険も感じました。
なので私は、走って反対側の車線に逃げました。
横断歩道なんてない道で、車がビュンビュン走っていたので、けっこう危なかったです。
そしてちょうどよくタクシーが目の前に止まったと思ったら、
お客さん困ってるみたいね。300ですぐ出してあげるよ
コイツもふっかけてきやがった。
すぐ目の前のホテルまでで300ペソはありえません。断って行こうとすると、
いや、200でいいよ!
と値段が下がったので、



200「ペソ」ですよね!?
と確認し、ここは緊急回避でしかたがないと、200ペソ(約500円)を払ってホテルまで逃げ帰りました。
いや、まじで疲れました……。
マニラの馬車は街なかでは乗らないほうがよさそう
ということで、マニラでの馬車(カレッサ)ボッタくり事件は以上です。
イントラムロスとか、観光スポットにいる馬車だったらまだセーフかもしれません。
しかし私のときみたいに、街を流している馬車は危険度は高いと思います。



街なかで馬車のドライバーに声をかけられたら、気をつけたほうがいいと思います
浅草の手押し車に乗るような感じで、観光体験のひとつとしての馬車(カレッサ)はありです。
でも乗るなら、きちんとした場所で乗ったほうがいいですよ。
あと、この件からも、日本語を話せるヤツには危ないのが多いと感じました。
海外で日本語を話せる現地の人がいたら、安心するのではなく、逆に警戒したほうがよさそうな気がします。




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